持株会は入らなくて良い

こんにちは。おもち(@Ms7Aak)です。

 

今日は自社の株を特典付きで買える「持株会」について書いていきます。

 

持株会は、上場している大企業をはじめ、いろいろな会社に導入されている「福利厚生制度」のひとつです。

 

具体的には、自分で決めた金額を給料から毎月天引きし、少しずつ積み立てていく制度です。

 

たとえば手取りが200000円だとして月5000円天引きする設定で申請したら、口座に振り込まれる時点で既に5000円は株の購入に使われ、195000円が振り込まれるというものです。

 

この方法は自分で証券口座への入金、株の購入をする必要がないので入力に関するストレスはゼロで株を買えます。そして何もしなくても数十年後に証券口座を開くと数百万円資産があるというのがおそらく福利厚生制度の説明会にて会社から説明される理想のゴールでしょう。あくまで理想ですが。

 

そして福利厚生制度としてもう一つ要素が大きいのが、奨励金の存在です。月の額に+○%する形で会社が追加資金分の株を買ってくれるというわけです。

月5000円買う設定にしていたら月5500円分の株が購入できるという仕組みです。

会社によって+○%の数字は違っていて、5%もしくは10%の会社が多いです。

もし20%なんて会社があれば...

 

しかしこの持株会ですが、結論としては入るメリットは少ないと個人的に思います。

 

理由1

投資のタイミングに主導権がない

 

月1回の積立で固定されているため、自分の投資したいタイミングで投資ができないのです。

これはメリットともデメリットとも言えます。

 

しかし持株会は所属企業1社にしか投資できない、いわゆる集中投資であるため会社の業績が傾いたままだと永遠に負け続けるという最悪のシナリオがあります。(例:東京電力)

企業分析をいくらしても業績予想はプロでも的中させるのは難しいと言われており、福島原発リーマンショックのように、業績の急激な変化のリスクもあるために個別株は長期保有に向いていないのです。個別株の中でも連続増配当株、そしてGAFAのようなバリューが右肩上がりの企業ならその限りではないですが...

 

そして定額積立をするなら積立NISA枠でS&P500を運用する方が遥かにオススメだと思います。

 

理由2 日本国そのもののリスク

 

おそらく皆さんの所属する企業は日本企業でしょう。そのことを前提に話をします。

 

 

日本が晒されている課題として代表的なものが

1.大規模な自然災害

2.人口減少

です。

1に関しては株への影響は想像できると思うので、

2について説明します。

消費は人がいてこそ行われるのが原則であり、大雑把にいえば市場の規模は人口によって決まるといってもいいでしょう。それ故に、少子高齢化の一途を辿る日本では市場の拡大は考えにくいでしょう。

 

もちろん事業領域によっては成長が見込める会社もあるので、しっかりと分析した上で将来の期待値が見込める場合は投資しても良いでしょう。

 

逆に米国は市場の拡大に成功しており、著しい人口減少もまだ見られないため投資する価値があります。

 

米国の投資価値の高い500社に同時に投資できるS&P500はたしかここ20年で株価が300%程度に成長していたと思います。

 

それに対して日経平均株価はバブル期を超える値を未だ残せていません。よって大多数の企業では長期投資のメリットはあまりないと考えられるでしょう。

 

でも実は僕自身、持株会に加入しています。

それは持株会に使った金額をあとからカフェテリアプランで補充できるからです。年5万円分以上支給されるこのポイントを現金に換算でき、なおかつ領収書など必要な手続きが一切ない唯一の方法です。

 

この方法でカフェテリアポイントをお金に変え、その後に株を換金することで年度末に10万円以上のお金を手元に戻します。しかしこれはこれで楽しみを減らしてる感覚があるので2年目以降はやらないつもりでいますが笑

 

おそらく換金が達成できたら即やめます。

 

それでは。

 

追記

カフェテリアポイントを使って補填される金額はどうやら課税を受けるらしく、別の使い道がないか模索中です...😅